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資産形成 高配当

楽天SCHD投資信託 初の分配金(タコ足配当)

キャッシュフロー改善の一環として購入した楽天SCHDの分配金が入った。

と言いながら、すぐに現金が必要なわけではないので、再投資設定にしてあった。

購入したのが2024年11月で、その後基準価額が思うように伸びておらず、分配金がどうなるかは気になっていた。

タコ足配当とは、タコが腹を空かせて自分の足を食べてしまうことから言われている。

本来は利益であるエサを食べたいが、利益が出ないので、元本であるタコの足を食べてしまうということ。

目次

  1. 楽天SCHDは米国高配当ETF「SCHD」へ投資する投資信託
  2. 初回の分配金は年利換算で3.08%だが、分配金という名の元本払い戻し
  3. 投資のパフォーマンスが悪いとタコ足配当になる、分配金の内容は確認すべし
  4. SBI・V・米国高配当インデックスファンドの分配金は全部利益
  5. たまたま、SBI証券の投資信託は利益が乗って、楽天証券の投資信託はタコ足配当になってしまっているだけの話
  6. 分配金が出る投資信託は、タコ足配当の可能性を考えておく
  7. ポンジスキームに注意
  8. 当面の間は、高配当投資を続けていく所存

楽天SCHDは米国高配当ETF「SCHD」へ投資する投資信託

2024年9月に運用開始され、話題になりました。

特徴としてはある程度値上がり益を狙いつつ、配当利回りも3.5%と高いため、人気もありました。

構成銘柄は102銘柄で、ファイザーやコカ・コーラ等のディフェンシブ銘柄が多く占め、ハイテク銘柄は少ない。

分配金は年4回で2・5・8・11月の25日に分配されます。今回は初回の分配金だった。

初回の分配金は年利換算で3.08%だが、分配金という名の元本払い戻し

これは分配金の明細だが、「元本払戻金」として記載されている。これは元本の払い戻しにすぎず、利益の分配ではない。

元本が0.77%(年利3.08%)払い戻されたということ。

所得税は利益に対して約20%徴収されるが、元本が返ってくるだけなので課税はされない。実際、源泉所得税が0円になっている。

分配金は再投資の設定にしているため、貰った分配金をそのままそっくり戻したにすぎず、分配金の体はなしていない。

お金が払い戻されるから、何となく儲かった気になってしまうが、どういう取り扱いなのかは確認しておきたい。

投資のパフォーマンスが悪いとタコ足配当になる、分配金の内容は確認すべし

購入後にパフォーマンスが悪いため、元本の払い戻し(タコ足配当)ということになってし購入後にパフォーマンスが悪いため、元本の払い戻し(タコ足配当)ということになってしまう。

目論見書にはこのように記載があります。

SBI・V・米国高配当インデックスファンドの分配金は全部利益

楽天証券SCHDの他にSBI証券のSBI・V・米国高配当インデックスファンド(以下「SBI・VYM」)を購入していたが、その明細がこちら。

これも、投資先は米国高配当ETFであるVYMです。

こちらは利益が乗っていたので、分配金にしっかりと課税されている。

たまたま、SBI証券の投資信託は利益が乗って、楽天証券の投資信託はタコ足配当になってしまっているだけの話

商品そのものも違うし、一概にどちらがどうとは言えない。長期的にはどちらも似たり寄ったりのパフォーマンスになるかなと。

別にSBI証券が優れていて、楽天証券が悪いわけではない。どちらも優れたネット証券だと思っていますし、証券口座はこの2つで十分。

投資先であるVYMもSCHDも本国では人気があるETFで、それなりに運用実績もあるから、高配当投資には悪くない選択肢です。

SCHDの投資信託は2024年に販売されたばかりですし、投資信託の優劣は運用報告書で確認すること。

来月はSBI証券版の「SCHD」の分配金が出るだろうが、たった数か月の運用期間のため、投資信託の優劣を判断することは難しい。

分配金が出る投資信託は、タコ足配当の可能性を考えておく

タコ足配当になるかどうかは目論見書に必ず書いてあるので、理解したうえで購入した方が良いです。

分配金が出る投信は分配金という名の元本払い戻しが起こる可能性があることは承知していたし、投資先が真っ当なETFだから一過性だろうと思っているので、気にしていない。

ただ、これが続くようだと元本を全部払い戻されるどころか、返してもらう元本すら無くなる事だってあることは理解しておきたい。

実際に、それでファンドが償還されてしまうものは多かったりしますし。

ポンジスキームに注意

投資信託に限らず、高い配当を謳った投資なんかでも儲かっているように見せるために、出資されたお金から配当を捻出するは多いです。

ポンジスキームとは、投資詐欺の一種で、新規投資家から集めたお金を既存の投資家に支払う手法です。自転車操業型とも呼ばれます。

【ポンジスキームの特徴】

  • 運用の実態がないにもかかわらず、「出資してもらった資金を元手に運用し、利益を還元する」と偽る
  • いったん配当金を支払うことで信用させ、さらにお金を引き出そうとする
  • 太陽光発電、未公開株、海外ファンド、和牛オーナー、仮想通貨(暗号資産)など、時代にあわせて世間で話題のテーマでアプローチを仕掛けてくる

当面の間は、高配当投資を続けていく所存

普通にS&P500の投資信託を買った方が、パフォーマンスが良いかもしれません。分配金が出ないなら税金面でも有利です。

税金の支払いはできるだけ後にずらせるなら、その方が有利ですから。課税の繰り延べというやつです。

現金で寝かすよりは、お金に働いてもらおうと高配当の投資信託を買っています。

もしかしたら、来年のNISA枠を埋めるために売却するかもしれませんが。それも未定です。

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  • この記事を書いた人

tamsio

氷河期世代の40代。JTCから中小企業へ転職後に精神を病んで早期退職。そのままリタイア生活に突入しました。 リタイアするための方法や生活改善、投資について語っていきます。

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