
持株の決算発表された。
今回はベースフード株式会社(2936)です。
前回の決算では広告費削減により黒字化を目指す的な内容でしたが、黒字に転換しました。
目次
2025年2月期(通期)の経常利益+1.2億円 当期純利益+1.08億円
2026年2月予想(当期比) | 2025年2月(前期比) | 2024年2月 | |
売上高 | 174億円(+14.2%) | 152億円(+2.5%) | 148億円 |
営業利益 | 1.9億円(+41.8%) | 1.3億円 | -9億円 |
経常利益 | 未公表 | 1.2億円 | -8.9億円 |
当期純利益 | 未公表 | 1億円 | -8.5億円 |
通期で82億円程度の販売管理費だったのだが、第4四半期では16億円程度に削減しています。
併せて値上げや売上原価の減少も寄与しているものと思われます。
2026年度の第一四半期は赤字予想
需要期で販促費を多く投下するため、赤字を予想しています。
ここでユーザーを獲得してサブスク売上を伸ばそうという目論見です。
サブスク会員を増やせれば、長期的には利益が見込めますからね。
実際、サブスク(自分も使ってる)の解約率は4.2%と過去最低を記録しています。
継続するユーザーの実数は約1~2万人程度増えていますし、購入単価も5,000円→5,650円と上がっています。
ただ、決算資料のユーザー数の単位が書いていないため、おそらく万単位と思われます。
来期以降の主な戦略

- 単価が高く、解約率が低いユーザーを増やす
- クロスセル(ついで買い)を図る
- 新商品の継続投入
- スーパーやドラッグストアへの拡大
男性や子持ち世帯のユーザーが単価が高く、小売店で購入経験があるユーザは解約率が低い。
また、パンと焼きそばといった、違う種類の商品をついで買いさせる。
クロスセルというのは一言でいうと、ついで買いに誘導する事です。
スーパーのレジ付近にちょっとした小物やお菓子が置かれていますが、これもついで買いを狙ったものですね。
あと、セルフレジの行列においては、動線内に色々と品物が置かれていますので、これもついで買い狙いです。
同社の実績から、新商品投入時は解約率が低下するので、新商品を継続投入すると。
解約の主因は飽きてしまうから。
新商品を投入しないと飽きられてしまうのはちょっと厳しい気はしますね。
個人的はこしあんのパンは普通に食べられるので、飽きることはないです。
今後の動向に注目したいところです。
自宅の近所にあるスーパーやコンビニにはベースフードが置いてありますが、ドラッグストアには見掛けた事がない。
普段ドラッグストアに行かないからというのもありますが。
もし、ドラッグストアでもベースフードを見掛けるようになれば、シェアを拡大していっているということでしょう。
ただ、店舗内で棚に置いてくれるかどうかにもよります。
売れ行きが悪い商品はなかなかスペースを割いてくれないですからね。
海外にも進出している
香港のセブンイレブンで250店舗に商品を展開しているそうです。
また、中国やアメリカへの事業展開を準備している。
今のところ、海外の売上は全体の1%程度しかないですが、今後は割合が増えていくかもしれません。
偏見になるが、ジャンクが好きそうなアメリカ人の舌に合うかどうか・・・
また、関税による売価をどうするのかが懸念材料ではありますね。
どうやら現地の工場はなさそうなので、全て国内からの輸出することになりますからね。
関税による売価の転嫁をしても、相対的に安価であれば問題なさそうですが。
【ホールド】結局どうするの?
結局、TOBには応じないまま締め切り直前を迎えてしまったので、このままホールド予定。
株価が思ったよりも上がらないのが予想外だったのだが、仕方ない。
ベースフードユーザーでもありますし、今後の動静を見守る所存。
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