
3/10から米国市場はサマータイム開始となります。
具体的には取引の時間帯が1時間早くなり、日本時間22:30~翌5:00まで取引出来ます。
夜遅くまで起きる必要が無くなったが、終了時間直前に売買する人は更に早起きしないといけなくなりました。
そんな中、ナスダックが24時間取引をできるように動いているというニュース。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)も2025年中には取引時間を拡張するとのニュースが出ています。
目次
- 投資信託なら、取引時間延長は関係ない
- 米国市場サマータイム開始に伴い、経済指標も1時間早く発表
- 消費者物価指数(CPI)はインフレの度合いを測る指標
- 経済指標を気にしたところで何もできないし、何もする必要はない
投資信託なら、取引時間延長は関係ない
NYSEやナスダックが取引時間を延長したところで、投資信託を投資する分にはほぼ影響はないでしょう。
取引時間延長に伴う留意事項を思いつくままに列挙してみた。
- 個別株だけでなく、VOO(S&P500ETF)等の米国ETFなら日中に取引できる。
- 日本の祝日でも日中に取引できる。
- わざわざ深夜まで待つ必要がなくなる。
- 米国株に夢中になるあまり仕事に支障をきたさないように気を付けたい。
- 投資信託の取引ならほぼ関係なさそう。約定は一日1回だけだから。
- 日中は外的要因(例えばコロナ的な)で株価が大きく動くことはなさそう。現地は深夜なので要人の発言や経済指標も少ないでしょう。
投資家の利便性が高くなるのは良い事だと思いますが、日米の株式市場を睨めっこしながらだと心身ともに休まらないでしょう。
また、何よりも仕事や生活に支障ができないようにすることが肝要です。
米国市場サマータイム開始に伴い、経済指標も1時間早く発表
先日の米国雇用統計なんかは、日本時間22:30に発表されていましたが、今週の米国消費者物価指数(CPI)は21:30に発表されます。

消費者物価指数(CPI)はインフレの度合いを測る指標
市場予想では指数が前回よりも低くなる(インフレが収まる方向)となっていますが、どう出るか。
インフレは米国の懸案事項となっており、政策金利の決定にも影響があり、ひいては株価にも影響を及ぼすので注目しています。
これはCPIのチャートです。昨年末からやや上昇傾向にありますね。

経済指標を気にしたところで何もできないし、何もする必要はない
ちゃぶ台をひっくり返すようですが、このような経済指標を気にしても個人ではどうすることもできません。
一番やってはいけないのは、経済指標を見て右往左往すること。
経済指標が市場予想を上回った場合、インフレが収まらないから、株価がもっと下がる可能性はあります。
だからと言って、慌ててNISA口座のインデックスファンドを売却してしまうのは悪手です。
FX等のデイトレをしているなら気にするのでしょう。
S&P500等のインデックスファンドに投資をしているのであれば、何もしないのが良く、資金の余力があれば、追加で買います程度にしておくのが得策です。
あくまでも、決めたルールに則り、航路を守って巡行するのが肝要です。
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