
ここ何年か物価上昇に伴って、大企業を中心とした賃上げが多くなっています。
春闘、トヨタなど満額回答相次ぐ 全体の賃上げ率2年連続5%超えか
ありがたいことに、私が会社員だった時もベースアップ等の賃上げはありました。
無職となった今では関係のない話ですが。
賃上げは決して当たり前ではないので、給料が上がった時こそが資産形成を加速する千載一遇の好機と言えます。
自分の給料が上がった時にやった事をを交えて取り上げていきます。
目次
収入アップは資産形成を加速させるチャンス
上がった分の収入は無かったものとして、貯蓄、NISAやiDeCo等に投入する
収入アップによって使えるお金が増えるのだから、資産形成がより容易になります。
散財をしてしまわないように、上がった分の収入をそのままそっく貯蓄や投資(NISAやiDeCo等)に回してしまうことです。
増えた収入が無かったものにしてしまえば、収入が増える前と家計状況は変わらないが、資産形成は進むという寸法です。
近い将来必要な資金を貯めたり、生活防衛資金に回したって良い。
使ってしまわないか不安なら、個人向け国債も良いと思います。
変動金利10年ものなら、今だと0.92%(税引き前)の金利で1万円単位で購入できます。
各金融機関の定期預金よりも高いですし、ペナルティーはあるものの、途中換金もできます。
私も生活防衛資金として持っていますが、金利は0.6%位です。次々回の利払い日で金利が見直されると思います。
iDeCoや企業型DCの場合、退職後の移管手続きや60歳までの資金拘束のデメリットはあります。
年間360万円のNISA枠を埋められない見込みであれば、NISAに充てるのが多くの人にとっては良いのかなと思います。
私は企業型DCに充てた
私の場合、増えた収入は企業型DCに充てました。
企業型DCにした理由
1.社会保険料の標準報酬月額から除かれるため、社会保険料を減額できる。ただし、その分将来の年金は減ることになる。
2.所得税等が課税されない
3.増えた分を無かったものにするなら、税制上有利なものに投下したかった。
当時は、つみたてNISA(上限年間40万円)とiDeCo(上限月12,000円)を全力買いしていたので、残るは企業型DCとなった。
自分へのご褒美は悪魔の囁き
「自分へのご褒美さ!」
これほど散財を正当化させる悪魔の囁きはありません。
このフレーズで自分の欲望に負けてしまった人は数知れず。
無駄な散財だったとしても、「自分へのご褒美」と称して自分の欲望のままにお金を使っていては、いつまで経っても資産形成はできません。
これは、ボーナスが支給された時も同様です。
本当に欲しかったもの、必要なものなのかじっくり検討したうえでお金を使っても遅くはありません。
収入が増えた時にやってはいけないこと
収入が上がったら、何となく散財をしてしまいがちです。
それでは、せっかくの収入アップが勿体ないです。
給料が上がったからといって、無暗に散財せずに家計管理をしていきましょう。
固定費や生活水準を上げて、出費を増やしてしまう
例えば、収入が2万円上がるなら
・家賃が高い所に引越す。
家賃だけでなく、引越し代やら何やら費用が嵩みます。
元々引越しをする予定だったところに、給料アップした場合は例外です。
そうでなければ、本当に引越しをすべきなのか検討が必要です。
・普段の食事にお金を掛けすぎる
いつもなら昼食を社内食堂で済ませていたところを、値段が高い外食にしてしまうとか。
・良いなと思った物やサブスクについつい課金してしまう
給料上がったし、まあ良いかと課金していないですか?
改めて家計の見直しをする
収入が上がった時だからこそ、今一度家計を見直して、もっと支出を減らせないか、貯蓄や投資に回せないか検討しましょう。
生活に必要、生活が変わるのかがひとつの判断基準
「あったら良いな」は「無くても良い」
「あったら良いな」と思ったものは大抵、「無くても良い」ものが多い。
よって、散財しそうになったらこう考えれば良い。
買おうとしているものは無くても支障はないか、買った後に生活は変わるか。
どちらでもなければ、わざわざお金を出して買う必要はないと判断して良いです。
一旦、保留しておきましょう。
しばらくして、また必要だ、無いと困るってなったら再度検討してからでも遅くありません。
期間限定等は消費者に買わせるための戦略
期間限定だのプレミアムなどと聞くと、ついつい買ってしまったり、課金することはないですか?
でも、それこそが物やサービスを提供する側の戦略なのです。
企業は利益を得るためにあらゆる施策を講じて活動をしています。
これから資産形成をしようとしているならば、まんまと企業の計略に乗ってはいけません。
まあ、それで経済が回っている側面もあるし、ひいては株主の利益にも繋がる。
株式投資をやっている身とすれば、一概に否定はできないところではある。
とはいえ、適度な遊びはあって良い
何でもかんでも倹約や節約をするのも良いですが、ガチガチにやりすぎると窮屈なのは確か。
ここまでなら良いとマイルールを決めておくと良いと思います。
平日の食事はお金を掛けないが、日曜日の夕飯だけは外食にするとか・・・
私も無職になってから、外食は週1~2回までと決めています。たまに食べるかつやは美味しいですね。
いきなり完璧にやろうとしなくて良いです。
とりあえず、これでも読んで、手取りの1割だけでも残しておきましょう。

- 【異物混入】すき家が休業(ゼンショーホールディングス)すき家を運営するゼンショーホールディングスは異物混入により、 ...
- 【経営刷新】3/30株式投資運用成績(日本、米国)今週の日米共に株価指数が下落しました。特に、3/28は配当の ...
- 3/29今週のNISA投資成績(投信、ETF)今週の株式市場は日経平均が2%、S&P500が2.9%の下落 ...