株式の詰め合わせパックである高配当株式の投資信託とS&P500の株価指数に連動した投資信託を比べてみた。
一般的に高配当株式はディフェンシブ銘柄が多く、大きな成長が見込めない。
既に成熟しており、高い配当を出す企業が多いのも特徴。
また、比較的、景気に左右されにくく、業績の変動が少ないと言われているため、ディフェンシブ銘柄と言われるゆえんでもある。
下落局面でも株価の下落幅が少ないとも言われている。
高配当投信(VYM、SCHD)とS&P500を比較
SBI・SCHDの投信が2024年12月20日以降に運用開始のため、上記のようなチャートになっている。
わずか4か月ではありますが、高配当投信は2つとも、S&P500よりも下落幅は少ない。
先日の急落した時はどれも似たような動きでしたが、2月~3月にかけての下落はS&P500が大きいですね。
【後悔先立たず】無配とタコ足配当
このSCHDについては、楽天証券が出している投信も買っている。
今思えば、高配当だからと言って、安易に買ってしまったなと思います。
せめて金額を少なくして、様子を見ながらでも良かったなと。
まあ、後悔しても仕方ないので、塩漬けにしておきます。
投資先自体は問題ないですからね。
運用して間もない投資信託はリスクの確認を
今後、新規のファンドが出たら、この辺りのリスクについて注意しながら検討していく所存。
今回はリスク管理が甘かったということ。
楽天証券で新たに出たVYM連動の投資信託を買うつもりなら、こういうリスクを考慮すべきでしょう。
SCHDについては、SBI証券も楽天証券もファンド運用開始して間もない。
ちょうど下落局面に入ってしまったため、分配金が出ない事態になってしまった。
元本割れしているので、分配金なんか出せる訳ない。
出せたとしても、タコ足配当になってしまう。
楽天のSCHD投信も5月に分配金が出る予定だが、今の趨勢だとタコ足配当になると予想しています。
こんな予想は外れて欲しいが。
VYMはある程度運用実績があるので、分配金が出ているのですが。
今のところ、投資信託の償還リスクは低い【純資産重視】
元本割れしている上に、分配金が出ない若しくはタコ足配当なら、償還リスクが気になるところ。
それぞれの投資信託の純資産と、各証券会社内における、先週の買い付け金額ランキングです。
純資産の規模は大きいし、週単位の買い付けランキングは上位にあります。
資金が入って来ているので、今償還がどうのというリスクは低いかなと。
S&P500のインデックスファンドでも償還になった商品がありますからね。
投資先が優秀でも、資金が集まらなかったり、一時的にパフォーマンスが悪くなると償還なんていう憂き目に合います。
銘柄 | 純資産 | 週間ランキング |
SBI・S&P500 | 1兆7,213億円 | 3位 |
SBI・SCHD | 1,176億円 | 4位 |
SBI・VYM分配有 | 154億円 | 60位 |
楽天SCHD | 1,318億円 | 6位 |
投資信託が償還されたときのリスク
償還された時の評価額で払い戻しされます。
その時に、含み損があったら強制的に損切させられます。
これがNISA口座だったら、悲惨です。
NISA口座で損切したら、特定口座等の利益と相殺できない(損益通算不可)。
損失を翌年以降に繰り越しもできません。
その年に確定した利益と損失を相殺して、もしマイナスなら、そのマイナス分を3年間繰り越せます。
これは確定申告しなければいけませんが。
また、その年のNISA枠は復活しないですから、踏んだり蹴ったりです。
まとめ
高配当株等のディフェンシブ銘柄が多い投資信託は比較的、下落耐性が強い。
新規運用の投資信託は純資産の大きさに注意し、償還リスクの可能性を考慮する。
投資タイミングによっては、無配やタコ足配当もありうる。
気になるならば、様子を見ながら買い付けしていく。
分配金の有無とパフォーマンスを見ていたら、償還リスク等の不安があったので調べてみました。
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