
マツダが希望退職者500人募集、米関税などで事業環境が不透明に
大手企業の希望退職募集は久しぶりに聞いた。
去年は年明けから希望退職募集のニュースが多かった気がする。
2024年の「早期・希望退職」 3年ぶり1万人超 募集社数57社、募集人数は前年の3倍に急増
会社員時代の職場も希望退職を実施しており、その時の面談についての経験をお伝えします。
会社員時代に希望退職募集された

面談時に退職勧奨される
希望退職者が募集され、同じ部署による上長(2つ上位のポスト)との面談が実施された。
入社して数年だったものの、希望退職に手を挙げられる対象だったので、条件を見てから検討しようと考えていた。
一枚の用紙を渡され、そこには割増退職金等の条件が記載されていた。
面談で言われたのは、「あなたがやる仕事はない」等と暗に希望退職に応じるよう言われたが、その場では回答せずに持ち帰るとだけ伝えた。
一応、両親に希望退職募集と条件を伝えたところ、「そんな金額なら、絶対に応じるな」と。
希望退職の条件は割増退職金を入れても、年収の半分程度だった。
あと1年働けば退職金以上の金額は稼げるならば、応じる必要はないと思った。
【決めた事】希望退職の書類は絶対にサインや署名しない
希望退職に際して、誓約書等の書類にサインや署名を求められる。
希望退職に応じないので、絶対にサインや署名をしないと決めた。
サインや署名さえしなければ、無理に退職させることはできないだろうと考えたから。
ただ、別の形で「自主的に退職させる」ように仕向ける可能性があります。
例えば、追い出し部屋等。
そういう嫌がらせに屈しないようにする必要はあります。
【面談2回目】退職に応じないとどうなるか
2回目の面談では、希望退職には応募しない旨を伝えた。
面談の相手は前回と同じ上長であったが、「あなたにやってもらう仕事はないから、応募した方が得策では?」と。
更に「転職支援もやっている」との事だったが、人材紹介会社を通じて転職活動ができるだけの事だった。
希望退職のコストには人材紹介会社への手数料も含まれているのだろうなと思った。
回答は変わらず、「応募するつもりはない」と伝えて終了。
拒否する毎に退職勧奨の面談
3回目で終わったかどうか記憶が曖昧だが、一貫して「希望退職には応募しない」旨を伝えた。
バカの一つ覚えのように「あなたにやってもらう仕事はない」と言われたが、一旦面談は終了となった。
【私見】退職勧奨する対象は決まっているかも
初回の面談から退職勧奨をされた人は「やってもらう仕事はない」とか、「あなたの活躍する場所はない」等と言われたらしい。
それなら、希望退職に応じる人もいた。
中には退職勧奨をされなかった人もいるはず。
希望退職とは聞こえが良いけど、実態はリストラと一緒。
募集予定の人数も決まっている以上、募集を自由にしたら予定人数が足りないこともありうる。
人数不足にならないために、予め希望退職に応募してもらいたい人を選定しているのだと思う。
企業によっては、予定人数を上回ったり、辞めて欲しくない人に応募されてしまうケースも多々あると聞く。
【嫌がらせ】課題レポートの提出と研修参加
「希望退職に応じない」と突っぱね続けた結果、面談は終了した。
が、一難去ってまた一難。
今度は人事部から題目を与えられ、題目に即したレポートを提出せよとのメールを受信した。
明らかに嫌がらせだなと思いつつ、適当にレポートを作成して提出した。
こんなもの、中身なんかろくに見ないだろうと思った。実際はどうか知らん。
レポートを出したと思ったら、今度は研修に参加せよとの指示。
研修の内容は一般的なビジネス研修だったが、参加している人は希望退職に応じずに研修参加を余儀なくされた人達なのだろうと思った。
研修ではグループワークがあったのだが、そこではカメラで録画されていた。
研修の様子を見てから、人選でもするのだろうかと勘繰ったが、結局目的は分からず。
【不幸中の幸い】定期異動時期に転勤になる
結局、次の定期異動で他部署へ転勤となった。
不幸中の幸いというべきか、転居はせずに済んだし、いわゆる追い出し部屋でもなかった。
ただ、全く知らない業務で、右も左も分からない状況の配属だった。
【対策】いつ退職しても良いようにしておく

年齢が若く、入社が浅くても、希望退職の対象になる可能性がある。
30歳以上で入社3年程度経過していれば、いつ退職しても良いように準備しておくのが良いでしょう。
昔と違って、今は転職市場が活発で売り手市場ですからね。
資産形成や転職活動をしておく
具体的には資産形成は必須です。
ある程度の資産形成をしておけば、辞めてしばらくは経済的に困らないでしょう。
また、人材紹介会社に登録をしておいて、どんな会社に転職できそうか調べておくのが得策。
余談ですが、リタイア生活後に在職中に登録していた人材紹介会社から頻繁に連絡が来ますが、働く気はないので無視しています。
また、自分の退職金がいくらなのか調べられれば、調べておくのも良いと思います。
先立つものはお金ですからね。
窓際社員も結構ですが、いざという時の覚悟はしておくべき
普通に考えれば、会社が希望退職を募集したら、窓際社員は退職勧奨されやすいでしょう。
人事考課の査定はお世辞にも良いとは言えないでしょうし、だからこそ窓際社員なのですから。
自分の会社がいつ希望退職募集をするか分かりません。
そうなった時、窓際社員なんかは狙われるのは当然といえば当然です。
なおさら、いつ退職しても良いように準備はしておきましょう。
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