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【米国株の1軍】コインベース(COIN)がS&P500に採用

持株のコインベース(COIN)がS&P500に採用されるというニュースが飛び込んできた。
https://x.com/DeItaone/status/1922038165398839438
日本時間5/13の時間外取引で9%上昇しています。
何事かと思って調べた次第。

目次

  1. 【米国株の1軍】S&P500の採用条件は?
    1. S&P500は定期的に銘柄が入れ替わる
  2. 【無駄骨】S&P500に採用されそうな銘柄を選ぶ必要はない

【米国株の1軍】S&P500の採用条件は?

S&P500は一言でいうと米国株1軍と覚えておけば良い。

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社の委員会が以下の基準を満たしているかどうかを判断し、最終的な決定を行います。

よって、基準を満たしていても必ずしも採用されるわけではありません。

基準と所感
1.時価総額基準:2025年時点で14億ドル以上の時価総額。→時価総額が大きいのは当然

2. 流動性基準: 月間の取引量が(株式分割後等の)調整済み株数の最低でも0.3%以上。→低位株じゃ話にならん。

3. 収益基準
・ 直近の四半期および直近4四半期の合計で黒字であること。→継続して儲かってますか?
・営業利益ベースでの黒字が求められる。→本業でちゃんと稼いでいるかって事。

4.株式構成基準:浮動株(一般投資家が売買する可能性が高い株式)比率が 50%以上。→多くの人が買えないなら意味なし。

5.企業の所在地:本社が米国に所在していること。→そらそうよ。

6. 取引所基準:NYSE、NASDAQ、Cboeに上場している。→非上場では意味ない。

7.セクター構成: セクターのバランスを考慮して、新規採用が行われる。→ハイテクばかりならナスダックと同じ。

8.不適格な銘柄でないこと
・ 株価が1ドル未満の ペニー株や、SPAC(特別買収目的会社)は対象外。→こんなのは1軍に入れない。
・ADR(米国預託証券)、ETF、REITなども基本的には対象外。→株じゃないし。

9. ガバナンス基準:上場企業としての財務報告基準やガバナンス基準を満たしている。→反社みたいな企業は論外

10.持続可能性・企業の安定性:長期的に安定している企業が優先される。→まあ当然。

S&P500は定期的に銘柄が入れ替わる

一度S&P500に採用されたからといって、ずっと採用される訳ではありません。
今回、コインベースがS&P500に採用されましたが、代わりにディスカバー・ファイナンシャルという会社が除外されています。
もちろん、基準を満たさなかったりすると、除外される可能性があります。
1軍に上がったからと言って、成績が悪いと2軍に落とされるイメージですかね。

【無駄骨】S&P500に採用されそうな銘柄を選ぶ必要はない

あらかじめ、S&P500に採用されそうかどうかを調べるのは骨が折れるし、難しい。
そんな銘柄を探すぐらいなら、儲かっている会社や流行りそうな会社を買った方が得策。
そういう会社はS&P500に採用される可能性がある。
今回のコインベース(COIN)だって、S&P500に採用されているかどうかすら気にしていなかったから。

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  • この記事を書いた人

tamsio

氷河期世代の40代。JTCから中小企業へ転職後に精神を病んで早期退職。そのままリタイア生活に突入。リタイアするための方法やライフハック、投資について語っていきます。

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