
会社に勤めていると、自分にとって理不尽な事や不条理な事が結構まかり通ってしまう。
「こんな会社辞めてやる!」「もう無理!」「ベンチがアホだから」等と思って、転職や退職を検討する事はあると思う。自分もそうだったから辞めたのだが。
勢いに任せて辞表を叩きつけるというと、格好良いかもしれないが、後先考えずに辞めてしまうのは得策とは言えない。
退職後の事をじっくり検討したうえで、行動を起こす方が良いです。
目次
正式に決まるまで退職や転職は誰にも言うな
同僚や親しい人に退職や転職の意志を話してしまい、いつの間にか周囲に知られてしまう話はよく聞きます。
人に話して損することはあっても得することは無い
「人の口に戸は立てられぬ」の通り、「ここだけの話」のつもりがここだけじゃ済まなくなる事は多々ある。
退職が決まるまでは自分の本心を押し殺して、辞めようとする仕事を必死に遂行するしかありません。
そんな葛藤があって退職が決まるまで過ごすのは想像以上に大変だし、自分も大変でした。
それでも、職場の人に「退職や転職する意志がある」と思われると良い事は無い。
普通に休暇を取っただけで、「転職活動しているのではないか」と思われたり、仕事でミスをしたときは「あいつは転職するから、もうやる気ないのだな」と思われるだけ損です。
私も転職するなどと言ってないのに、転職活動していると思われた事があります。誰かに転職や退職を示唆したら、なおさらです。
まあ、いつも「辞めてやる」と言っている人はなかなか辞めない事はあるあるですが。
配偶者がいる場合は最低限、夫婦間だけに留めておくべきだと思います。
黙って転職や退職すると関係を壊すかもしれないですし、お互いの意見の違いを尊重しながら、普段から将来の事を話し合い、慎重に進めていくしかないと思います。
次の事に留意しながら話し合うと良いのかなと思います。
- 退職後のライフスタイルや家計、資金計画について共有する
- 互いのキャリアと収入はどうするか
- 子供がいる場合、進学等に与える影響
- リタイアする場合、相手から精神的なサポートを得られるようにする
家計と資産負債を把握する
転職にしろ、退職にしろ、家計や資産負債に影響を大きく与えるため、一旦確認しておくべきです。
転職するなら、同じ家計を保てる若しくは改善できるのか、資産形成を継続できるのか否か。
転職しても収入が減って家計が大変そうならば、今の家計を改善する。
十分な資産が無いならば資産形成を頑張ってからてから再検討するべきです。
退職するなら、無職でも生活していけるのか
退職すると、何かと費用が嵩みますし、何よりも収入が乏しくなる。失業手当だって、期間が決まっていますし。
よって、無収入でもやっていける資産があるかどうかは必ず確認しなければなりません。
就業規則や社内規定を確認する
家計や資産状況は問題なさそうだが、いざ退職する場合はどうすれば良いのかを確認しなけらばならない。
そこで、就業規則や社内規定を確認する。
退職する際に必要な手続きや提出書類の期日、退職金の有無等々を確認する
特に有給休暇の取扱いについてはよくよく確認した方が良いです。中には余った有給を買い取ってもらえる会社もありますし、難しそうなら有給を消化してから辞めたいところ。
希望退職制度等は応募できる時期が決まっている事がある
中には一定の勤続年数や年齢によっては希望退職制度等を利用して、割増退職金が貰えるという会社もあります。
ただし、いつでも応募できるものではなかったりするので、確認すること。
退職後の選択肢を広げておく
前々職前に考えていた選択肢は3つでしたが、私は次を決めてから転職することにしました。
- 次を決めてから転職
- 次の仕事はバイトでも良い
- リタイア(いわゆるFIRE)する
転職なら次を決めてから退職がベスト
無職での就職活動にプレッシャーは感じるし、失業手当給付期間中に決めたいところ。
失業手当給付期間内に就職できなければ、無職でも良いやぐらいの気持ちを持つのは難しい。
ただ、在職中の転職活動はそれなりに大変だし、本業との両立は心身ともに負担がかかる。
精神が病んでしまった等の場合は無理ですが、可能な限り次を決めてから転職した方が良いです
在職中に有給を消化して、退職日の翌日に転職先へ入社というのが良いと思います。
転職先でうまく行かなかった場合のリスクを想定しておく
転職してみないと分からない事は多いです。
もし、転職先がうまく行かなかった場合、どう動くべきかは想定しておくべきです。
自分に都合の良いシナリオになるとは限りません。転職先で理不尽な扱いをされたり、思っていたのと違う事はあると思っていた方が良いです。
私は転職前から無職でも良いやと思っていて、転職先でうまく行かなかったので、すんなり無職を選択できました。
短期間で職場を損切りする決断ができたのは、予め想定していたからです。
次回は、会社を辞めたいと思った時にやることの続きを投稿します。
まだまだ、やることが多いです。