
3/10はバレンタインジャンボ宝くじの発売最終日だった。どうりで、いつもより宝くじ売り場が賑わっていた訳だ。
というか、バレンタインジャンボ宝くじなるものを初めて知った。
何でも「一粒万倍日」「天赦日」「寅の日」が重なる日だったそうで、吉日だからと買い向かった人が多かったのだろう。
宝くじの公式サイトも繋がりにくいらしい。
バレンタインジャンボ販売最終日は「最強開運日」 宝くじ公式サイトも異例の注意情報
私のスタンスとしては、宝くじはあくまでも「くじ」なので、過度な期待はしない。
当たったらラッキーぐらいのつもりで10枚程度買って待つのが良いと思う。私は買わんけど。
目次
- 宝くじの高額当選は至難のわざ(1等の当選確率は限りなくゼロ)
- 宝くじは「ぼったくじ」(当選金の原資は売上の46%程度)
- 吉日(一粒万倍日、天赦日、寅の日)だったとしても、当選数や確率は変わらない
- 宝くじはどこで買おうと当選確率は同じ(行列に並ぶ意味なし)
- 実は保険も宝くじと同じ仕組み
宝くじの高額当選は至難のわざ(1等の当選確率は限りなくゼロ)
宝くじは買っても当たらない

宝くじは買わなきゃ当たらないとよく言われる。
確かにそれはそうなのだが、それは買う理由になり得るか?
言うまでもないが、宝くじの当選確率は恐ろしく低い。というか限りなくゼロ。
今回のバレンタインジャンボ宝くじの1等当選金額は1,000万円だが、当選確率は1,000万分の1。(画像は宝くじの公式サイトから引用)
百分率で表すと「0.00001%」だ。
アルコール度数「0.00001%」のお酒があったとして、ノンアルコール以下の度数にしかならないから、アルコールが無いのと同じだろう。
ちなみに、ノンアルコール飲料のアルコール度数は「0.00~0.99%(1%未満)」
100枚、1,000枚買ったとて、当選確率はたいして上がらない。1,000枚買えば当選確率は0.001%に上がるが、これでは上がった内に入らんだろう。
これで当たりを狙おうというのが無謀である。
故に、宝くじは買っても当たらないという訳。
だったら、10枚位買って、ささやかな楽しみを持ちながら当選発表を待った方が健全に思う。
宝くじは「ぼったくじ」(当選金の原資は売上の46%程度)

宝くじの当選金は売り上げの46%程度しか充てられない。
宝くじは10,000円買ったら、平均して4,600円の当選金しか得られない。
当選金以外の使い道は、運営費用が15%、都道府県等に36%、広報費用に1.3%という具合。
競馬や競輪等は売り上げの75%程度が払い戻しの原資になるが、それに比べて宝くじの当選金はあまりにも少ない。
最早、ぼったくじと言った方が良いのではないか。
吉日(一粒万倍日、天赦日、寅の日)だったとしても、当選数や確率は変わらない

当たり前と言えば当たり前だが、いつどこで買おうが、宝くじの当選数は変わらない。一粒万倍日とて同じこと。
吉日と当選確率は全く関係ない。
縁起が良いというだけでなく、締め切り効果により、宝くじ売り場に殺到するのは日本人らしいというか何というか。
そういう人が多いから、宝くじはビジネスとして成り立っている訳ですし、都道府県等の財源に貢献しているとも言える。
有名タレントを起用し、Webサイトを充実させていることから、どれだけ多額のコストを掛けているのかが分かります。
要は儲かるビジネスということです。
宝くじはどこで買おうと当選確率は同じ(行列に並ぶ意味なし)

多くの当選本数が出ている宝くじ売り場があります。有名なのは東京有楽町にある西銀座チャンスセンターですね。
かくいう私も1度だけ、西銀座チャンスセンターで買った事があります。
宝くじ販売のシーズンは長蛇の列をなしているのをニュース等で見かけた事がある人も多いかと。
有楽町のチャンスセンターのような、売上が多い場所では当選本数が多いのはごく自然なことです。
では、当選本数が多い売り場で買えば、当選しやすくなるのか。
答えはNOです。
当選確率が一定だからこそ、どこで買っても同じ。
当選確率が一定なら、売上が増えれば、当選本数が増えるのは当然のこと。
だったら、行列に並ぶ時間が勿体ないし、他の事に時間を使った方が有意義というものです。
実数と割合は同時に考えることが大事です。どちらかしか出していないメディアは印象操作をしている可能性があります。
実は保険も宝くじと同じ仕組み
生命保険や損害保険も支払われた保険料の中から、保険金が支払われる仕組み。
不謹慎に思えるかもしれないが、宝くじに置き換えると、保険料が宝くじの売上になり、保険金が当選金に相当する。
保険の場合、当選(不慮の事故や怪我等)すると、保険金が支払われる。
皆保険に入るのは、確率が低かったとしても、いざ不慮の事故や怪我等が発生すると、ダメージがデカいから保険料を払って備えている。
保険料は年齢と死亡確率等を元に、資金運用の利回りや事業運営の経費も勘案し、保険会社が利益が出るように算定されています。
何故、保険会社が豪華なビルを構えているのか、バンバン広告を打っているのかを考えれば分かりますね。
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