ここ最近、米国株の下落が続いている。3/10の米国市場も大きく下落しました。
3/11の日経平均も一時は1,000円を超える下落しています。
NISAで投資を始めたばかりの人は不安が多いでしょう。ここ2年の相場が好調だっただけに尚更。
S&P500やオルカンのようなインデックスファンドなら、売らずにじっと待つか少し買い増す。積立ならそのまま継続するのが良いです。
株価が下落した時の備えや心構えについて自分のやり方を紹介していきます。
目次
- 【暴落なのか?】2025年の主な株価の推移
- 【奥の手】インデックスファンドなら放置プレイが最善
- 常に生活防衛資金は確保して絶対に手を着けない
- 買い増すなら少しずつ。常に余力を残す
- NISA口座の商品は売らない(市場に居続ける)
- 最初に決めたルールを遵守(航路を守る)
【暴落なのか?】2025年の主な株価の推移
年初来の値動きを見ると、高配当ETFのVYM、債券ETFのTLTがプラスとなっています。
一方、S&P500とナスダック100は大きく下落しています。
がしかし、ナスダック100でも7%程度の下落です。値動きとしては通常運転の範囲内ですね。
ただ、投資信託の場合為替も影響しますので、円高を考慮すると為替を考慮すると結構な下落になります。
S&P500ETFVOOの円換算額だと、年初来10%超の下落です。
暴落と呼ぶにはまだまだですが、この傾向が続くのは嫌ですね。
【奥の手】インデックスファンドなら放置プレイが最善
資金も使い果たしたし、買い増しも売却もできない。
なら、どうしたら良いか。
最早、放置プレイしかない。
投資で最もパフォーマンスが良かった人の上位に、「亡くなった人」と「運用を忘れていた人」が出てきます。
要するに、買ったら放置プレイだった人です。
金融機関に勤めている人に「亡くなった人が投資のパフォーマンスが良いらしいが、本当なの?」と聞いた事があります。
答えは「YES」でした。
我々は生きていますので、一旦投資をしたら放置プレイをすれば良い。
一旦、投資を忘れて、好きなことをやって過ごしましょう。
ほとぼりが冷めたころに、証券口座の残高や家計簿アプリを覗くのがいいでしょう。
私は怖いのでマネーフォワード等のアプリは開いていないです。
常に生活防衛資金は確保して絶対に手を着けない
株価が下落して困るのは、必要な資金が用意できずに生活に支障をきたすから。
ならば、直近で必要な資金(現金預金)は確保しておくべきです。
これがいわゆる生活防衛資金となります。
この生活防衛資金を確保しておけば、株価が下落しようが、生活に必要な資金は賄えます。
買い増すなら少しずつ。常に余力を残す
今みたいに、株価が大きく下落すると、買い場だと言って一気に沢山買いたくなるところです。
しかし、それ以上に株価が下落する可能性はあるため、資金を使い果たしてしまうと、追加で投資できなくなります。
よく、「落ちるナイフは掴むな」と言われています。
S&P500やオルカンの一括投資にしても、一括投資をしてなおかつ資金が残るようにしておくべき。
一括投資が怖ければ、積立にすれば良いと思います。
何年か積立をメインにやってきた所感としては、積立も一括もそう大して変わらないなと感じています。
NISA口座の商品は売らない(市場に居続ける)
NISAでインデックスファンドを買うのは、少なくとも10年以上先の資産を形成するためです。
NISA口座は売却益に対して非課税となる制度です。
インデックスファンドで資産形成をしつつ、非課税制度の恩恵を受けたいなら、ずっと市場に居続けないといけません。
投入金額×時間=形成した資産となります。
途中で損失を確定(損切)してしまうと、特定口座の利益と相殺(損益通算)することができません。
枠は復活すると言っても、今年始めた人は最短4年間は枠が復活しません。
下記の図の場合
1年目に360万円を投じたが、損切をしてしまうと、2~5年目は360万円投資できるものの、1年目の枠自体は6年目にならないと復活しない。
1年目に投じた360万円は4年間ブランクが空いてしまいます。
×時間の部分が少なくなるので、結果として機会損失になる可能性があります。
もしかしたら、1年目の枠が復活する6年目は株価が上昇しているかもしれませんし。更なる下落をしているかもしれませんけど。
株価が分からないからずっと市場に居続ける必要があります。
株は安い時に買って高い時に売ることができれば最高ですが、そう上手くいく人は少ないでしょう。
世界のファンドマネージャーの8割はインデックスファンドよりも投資パフォーマンスが劣ると言われています。
最初に決めたルールを遵守(航路を守る)
長期的に見て、高い確率で値上がりすると見込んでいるならば、目先の株価でガチャガチャ売買する必要はありません。
投資を長い航海に例えると、10年以上の資産形成が目的地な訳です。
航海の途中では悪天候や時化等も多々あるでしょう。
それでも、航路を守って船を進める事が肝要です。
途中で売却したり、値上がりしている銘柄(今だと、ゴールド、中国、欧州)に切り替えたりするは、航路から外れるのと同義です。
航路から外れれば、目的地に着くのは遅れるばかりか、目的地に届かない事だってあります。
船が沈没したら?
その時は、世界経済や資本主義が崩壊するときなので、どの銘柄を持っていようが、同じこと。考えても仕方ないと割り切っています。
株価下落で落ち着かない時は、敗者のゲーム等の著書を読むと良いでしょう。
インデックス投資をやる人は必読の書です。
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