" />

資産形成

資産形成の重要性【人生の選択肢を増やす】

近年、資産形成の重要性を説いた情報が溢れかえっている。
私自身も資産形成をしてきた身なので、その重要性は理解しているつもり。
公私ともに生活は充実しているし、収入もあるから特に資産形成が不要な人はそう多くないでしょう。
私のようなごく普通の人間でも、資産形成をすることで人生の選択肢が増えたため、資産形成の重要性を述べていく。

目次

  1. 目的がないからこそ、資産形成をする事が重要
    1. 目的なく資産形成をしている割合は16%
    2. 資産形成をしていれば、いつの間にか人生の選択肢は広がる
    3. 人生の選択肢を増やすことを資産形成の目的にしたって良い
  2. 金融資産が無い人は約24% 中央値は350万円 平均は1,374万円
  3. 資産形成している人としない人の格差は広がるばかり
  4. 【まとめ】目的が無くても資産形成はすべし。やらないと格差は広がる。

目的がないからこそ、資産形成をする事が重要

目的なく資産形成をしている割合は16%

金融資産の保有目的
これは、「家計の金融行動に関する世論調査」のアンケート結果です。
アンケートは3つまで回答できます。
多い順に列挙すると下記の通りになる。
老後の生活資金68.5%
病気や不時の災害への備え47.7%
子供への教育資金21.0%
旅行、レジャーの資金19.9%
とくに目的無いが、保有していれば安心16.0%
最も多いのが老後への生活資金や病気や災害の備えが続く。
5位に「目的は無いが、保有していれば安心」というのがランクインしている。
私もここに入っていたクチでした。
目的無く資産形成を行っている人は一定数いるということですね。
「保有していれば安心」というのは広義の備えという言い方もできます。

資産形成をしていれば、いつの間にか人生の選択肢は広がる

資産形成ばかりしても、目的が無ければ。意味がないと思う人は少なくないかもしれない。
しかし、目的無く資産形成をしてきた結果、選択肢が広がるケースもある。それが私にも起こった。

例えば、現金の貯金が1,000万円あったとする。
会社員であれば、転職をしたい、独立したい、学校に通って学びなおしたい等々の選択肢が出てくるのではないだろうか。
もちろん、そのまま今の会社に勤めたって良い。
重要なのは、いつでも自分の思う方向に舵を切れること。

私の場合、前職では嫌なことがあっても「いつ会社辞めても困らんしな」と思いながら仕事をしていました。
だから、精神を病んだ時に休職→退職を迷うことなく決断することができました。
資産形成をしていなかったら、今頃どうなっていたか分かりません。

人生の選択肢を増やすことを資産形成の目的にしたって良い

いっそ、選択肢を増やすために資産形成をしてしまえば良い。
「保有していれば安心」というのは、資産形成をしていれば、お金で解決できる困難や課題に対処できるし、自分のやりたいことにも挑戦しやすいというニュアンスも含まれているのではないか。
ただ、培った資産がいつ必要になるかは誰にも分からない。
資産形成の途中でやりたいことが見つかるのが先かもしれないし、資産形成をした後にやりたいことが見つかるかもしれない。
分からないからこそ、いざという時に多くの選択肢があった方が、より良い人生を送れるのではないか。
お金なんかいくらあっても困らないですからね。

金融資産が無い人は約24% 中央値は350万円 平均は1,374万円

これも「家計の金融行動に関する世論調査」のデータをグラフ化したもの。
二人以上世帯だと、24%もの世帯が金融資産を持っていないとの回答だった。
単純に、街中を歩いている人の4人に1人は金融資産ゼロということになる。

資産形成している人としない人の格差は広がるばかり

左の表は、金融資産保有額の平均値と中央値の推移並びに前年よりも金融資産が増減したかどうか。右の表は金融資産の増加理由の推移です。
上のグラフを二人以上世帯と単身世帯に分けて表にした。
金融資産保有額の平均値が67万円増加に対して、有価証券保有額の平均値が54万円増加した。
金融資産保有額の中央値も20万円増加している。
株価の上昇が増加理由と回答したのが4割を超えていることから、資産形成が進んでいる人が増えていますね。
2023年2024年
有価証券保有額の平均値427万481万
金融資産保有額の中央値330万350万
金融資産保有額の平均値1,307万1,374万
金融資産が増加した割合37.0%41.8%
株価上昇や利子配当等が増加理由の割合37.3%44.7%
二人以上世帯
一方、単身世帯はというと
金融資産保有額の平均値が48万円増加に対し、有価証券保有額の平均値が77万円増加。
金融資産保有額の中央値は2年連続100万円・・・
株価の上昇が増加理由と回答したのが2年連続4割を超えている。
これは、格差が広がっていることを意味しています。
中央値というのは、順位を付けたとき、上位50%(真ん中)にある数値です。
全体の半分が100万円以下ということになります。
資産が増えた人が4割いて、半数が2年連続で100万円、全体の平均が77万も増えている。
お金持っている人が平均を押し上げているということ。
資産の格差が広がっているとも言えます。
2023年2024年
有価証券保有額の平均値372万449万
金融資産保有額の中央値100万100万
金融資産保有額の平均値941万989万
金融資産が増加した割合39.6%41.1%
株価上昇や利子配当等が増加理由の割合42.3%46.9%
単身世帯

【まとめ】目的が無くても資産形成はすべし。やらないと格差は広がる。

例え目的が無かったとしても資産形成をやらないと、格差が広がっていく一方です。
格差が広がらないとしても、資産形成をやっておけば自分自身の人生の選択肢は広がっていきます。
いざ、自分のやりたい事が出てきたときに備えて準備しておきましょう。
  • この記事を書いた人

tamsio

氷河期世代の40代。JTCから中小企業へ転職後に精神を病んで早期退職。そのままリタイア生活に突入しました。 リタイアするための方法や生活改善、投資について語っていきます。

-資産形成
-, ,