米国株を投資するにあたって、何に投資すべきか迷う事が多いと思われます。
最初はS&P500投信等を買っておけば良いかなと思います。
その上で、個別銘柄も買いたいのであれば、米国ETFという選択肢もあります。
今回は、米国ETFについて、代表的なものと自分がNISAで買っているETFについて触れていきます。
目次
- ETFはリアルタイムで買える投資信託だが、為替リスクは注意
- 【迷ったらこれ1本】VOO(S&P500連動ETF)
- よりハイリターンを狙うなら、QQQ(ナスダック100連動ETF)
- 【ハイリスクハイリターン】より尖った投資をしたいならVGT、SMH
-
VGT(Vanguard Information Technology ETF)情報技術ETF
- SMH(VanEck Vectors Semiconductor ETF)半導体ETF
- 【まとめ】S&P500の上位10銘柄と他のETFでの構成比率
ETFはリアルタイムで買える投資信託だが、為替リスクは注意
細かい説明は省略するが、投資信託は1日1回しか約定(買付)しないのに対し、ETFは取引時間内ならいつでも売買できます。
行ってみれば、リアルタイムで買える投資信託というイメージでOK。
株式の売買と同様に取引できます。
ただし、外貨建てなので、為替リスクはつきまといます。
まあ、リターンが大きい銘柄ばかりなので、値上がり益で為替リスクを吸収できるとは思っています。
円建てで買えるETFもありますが、今回は取り上げません。別記事で取り上げる所存。
【迷ったらこれ1本】VOO(S&P500連動ETF)
言わずと知れた、S&P500連動ETFです。
S&P500連動ETFは数が多いので、VOOだけ触れます。
このETFの構成銘柄と比率は下記の通りです。
上位10銘柄で約38%を占めています。
エヌヴィディアやマイクロソフトを買いたいけど、ちょっと怖いと思ったら、これを買っておけば良いです。
この2銘柄だけで15%占めていますからね。
なお、アルファベットはクラスAとクラスCがありますが、どちらも同じなので気にしなくて良いです。
議決権ありがクラスAで議決権なしがクラスCです。
VOO | 社名 | ティッカー | 構成比率 |
1 | NVIDIA Corporation | NVDA | 8.07% |
2 | Microsoft Corporation | MSFT | 7.38% |
3 | Apple Inc. | AAPL | 5.77% |
4 | Amazon.com, Inc. | AMZN | 4.12% |
5 | Meta Platforms, Inc. | META | 3.12% |
6 | Broadcom Inc. | AVGO | 2.57% |
7 | Alphabet Inc. (Class A) | GOOGL | 2.08% |
8 | Alphabet Inc. (Class C) | GOOG | 1.68% |
9 | Berkshire Hathaway Inc. (Class B) | BRK.B | 1.61% |
10 | Tesla, Inc. | TSLA | 1.61% |
よりハイリターンを狙うなら、QQQ(ナスダック100連動ETF)
こちらも、メジャーなETFですが、QQQMなんていう銘柄もあります。
これは経費率がQQQに比べて低いのですが、どちらでも良いです。
ここではQQQを取り上げます。
VOOの上位10銘柄中はバークシャーハサウェイ以外は同じ銘柄が入っています。
しかし、構成比率はVOOと異なります。
100社で構成されていますが、金融業は含まれず、ハイテク銘柄や新興企業の割合が多いですね。
VOOよりもハイリターンを狙える代わりに、下落するときはVOO以上になりがちなので注意。
QQQ | 社名 | ティッカー | 構成比率 |
1 | NVIDIA Corporation | NVDA | 9.27% |
2 | Microsoft Corporation | MSFT | 8.36% |
3 | Apple Inc. | AAPL | 8.02% |
4 | Broadcom Inc. | AVGO | 6.07% |
5 | Amazon.com, Inc. | AMZN | 5.65% |
6 | Meta Platforms, Inc. | META | 3.69% |
7 | Alphabet Inc. (Class A) | GOOGL | 3.08% |
8 | Netflix, Inc. | NFLX | 2.94% |
9 | Alphabet Inc. (Class C) | GOOG | 2.89% |
10 | Tesla, Inc. | TSLA | 2.85% |
【ハイリスクハイリターン】より尖った投資をしたいならVGT、SMH
主に、テクノロジー株を中心に構成されているETFです。
数年前はマイクロソフトとアップルだけで40%を占めていましたが、エヌヴィディアの台頭で、2社合計で28%程度まで下がっています。
私も個別銘柄代わりに買っていました。
VGT | 社名 | ティッカー | 構成比率 |
1 | NVIDIA Corporation | NVDA | 18.17% |
2 | Microsoft Corporation | MSFT | 15.40% |
3 | Apple Inc. | AAPL | 12.71% |
4 | Broadcom Inc. | AVGO | 4.70% |
5 | Oracle Corporation | ORCL | 2.29% |
6 | Palantir Technologies Inc. | PLTR | 1.84% |
7 | Advanced Micro Devices, Inc. | AMD | 1.57% |
8 | Cisco Systems, Inc. | CSCO | 1.49% |
9 | Salesforce, Inc. | CRM | 1.34% |
10 | International Business Machines Corporation | IBM | 1.29% |
SMH(VanEck Vectors Semiconductor ETF)半導体ETF
主に半導体セクターへ投資するETFです。
構成銘柄もエヌヴィディアを中心とした、半導体企業で占められています。
これも、個別銘柄代わりに買っています。
半導体銘柄が欲しいと思ったら、これ。
SMH | 社名 | ティッカー | 構成比率 |
1 | NVIDIA Corporation | NVDA | 20.66% |
2 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd. | TSM | 11.12% |
3 | Broadcom Inc. | AVGO | 10.80% |
4 | Advanced Micro Devices, Inc. | AMD | 5.48% |
5 | Lam Research Corporation | LRCX | 4.48% |
6 | Micron Technology, Inc. | MU | 4.47% |
7 | ASML Holding N.V. | ASML | 4.45% |
8 | Analog Devices, Inc. | ADI | 4.22% |
9 | KLA Corporation | KLAC | 4.06% |
10 | QUALCOMM Incorporated | QCOM | 3.96% |
【まとめ】S&P500の上位10銘柄と他のETFでの構成比率
S&P500の上位10銘柄が他のETFだとどの程度含まれているか一覧にまとめました。
一番左がS&P500で、右に行く程、より尖った投資先ということになります。
より尖った投資という事は、リターンが大きくなる代わりに値動きが激しくなりやすい。
経費率は総じて低く、SMHでも0.3%程度です。
VOOに至っては0.1%を切っており、あまり気にしなくて良いと考えていますので、割愛しています。
社名 | ティッカー | VOO | QQQ | VGT | SMH |
エヌヴィディア | NVDA | 8.07% | 9.27% | 18.17% | 20.66% |
マイクロソフト | MSFT | 7.38% | 8.36% | 15.40% | ランク外 |
アップル | AAPL | 5.77% | 8.02% | 12.71% | ランク外 |
アマゾン | AMZN | 4.12% | 5.65% | ランク外 | ランク外 |
メタ | META | 3.12% | 3.69% | ランク外 | ランク外 |
ブロードコム | AVGO | 2.57% | 6.07% | 4.70% | 10.80% |
アルファベット (Class A) | GOOGL | 2.08% | 3.08% | ランク外 | ランク外 |
アルファベット (Class C) | GOOG | 1.68% | 2.89% | ランク外 | ランク外 |
バークシャーハサウェイ | BRK.B | 1.61% | ランク外 | ランク外 | ランク外 |
テスラ | TSLA | 1.61% | 2.85% | ランク外 | ランク外 |
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