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転職とリタイアの検討。出来れば次を決めてから辞める
働くことの意味や勤続のリスクを考えると、退職してリタイアか転職(又は独立)を検討した。
特に副業等はしていないし、スキルも人脈もなし。独立の選択は無かった。
リタイアした場合、退職後の社会保険料等が高額であり、退職金は退職後約2か月後の支給だったため、NISA等で資産形成はしていたが、当面のキャッシュに不安はあった。
資産形成については、別途記事を投稿する予定です。
退職後に就職活動する場合、売り手市場とは言え、すんなり決まるとは思えなかった。よって在職中に内定を貰ってから辞めるのがベストと判断した。
時間は有限、やりたい事をやろう
そんな事を考えているうちに父親が亡くなった。
肉親の死を目の当たりにして、自分に残された時間は限りがあると、強烈に意識するようになった。
ズルズルと過ごしていては、やりたい事に挑戦すらできずに人生終わってしまうぞと。
遅かれ早かれ会社を辞める事には変わりないのだから、迷いは無かった。
在職中に転職活動を開始
興味のある業種があったので、転職をすべく人材紹介会社のエージェントを通じて転職活動を開始した。
まず、Webサイトで人材紹介会社に登録
後日、担当者から連絡があり、エージェントとの面談日程を調整する。
エージェントとやりたい仕事や経歴を伝えて面談実施。
面談中に3社紹介されたため、「意外と求人あるんだ」と思った。
求人紹介後は、各社ともWeb面談(いわゆるカジュアル面談)を実施した。
このカジュアル面談というのは、顔合わせみたいなものだったが、面接のつもりで臨んだ方が良い。
3社のうち2社は対面の面接に進み、1社から内定を貰ったため、内定を貰った会社へ転職を決めた。
年収は下がっても良い
40代で未経験の職種だったため、どうしても年収は下がる。
40%位は下がる見込みだったが、年収が下がっても良いと思った理由は次の通り
1.ある程度の資産形成ができており、退職金も見込める。転職後に短期離職となった場合でも、何とかなりそうな見通しはあった。
2.転居や転籍が無い会社だった
3.年収の割には支出も抑えていたので、年収が下がってもキャッシュフローの悪化は無さそうだった
4.転居や転籍のリスクと天秤にかければ、貰えるものは貰って転職した方が得策と判断した
履歴書・職務経歴書の作成と効用
カジュアル面談の前に履歴書と職務経歴書の提出を求められたため、PDFにしてエージェントへ提出した。
フォーマットはWeb検索で転がっているものを流用した。ワードやエクセルからPDFへ変換した。
写真はスーパーや駅中にある写真機で撮影し、スマホでダウンロードできるようにした。技術の進化を感じた。
ここから本題
履歴書と職務経歴書を作成する際、自分の経歴ややってきた仕事内容を記載するのだが、同時に自分のキャリアの棚卸しができること効用を実感した。
同時にこれからのキャリアをどう築きたいのか、そのために現在取り組んでいることを考えるようになった。
それに加えて、「取り組んできた事を基に先方に貢献できると考えた」と志望動機に繋げれば良いと思います。
この辺は自分で考えて志望動機を記載すれば、面接で聞かれた時も受け答えはできるのかなと。
転職する予定が無くても、在職中に履歴書や職務経歴書は作成しておいた方が良いです。いつでも動きやすくなります。
年収が下がる事については必ず聞かれるので、何かしらの回答は用意しておきたい。
私の場合は「年収が下がるのは想定内と断ったうえで、未経験で高望みは出来ないため、手取り〇〇万円位で良い。」旨を伝えました。
その辺は業界や自分の経歴、相場観を考慮したうえで希望額は決めておけば良いと思います。
退職の申出
就業規則では1か月前とあったのだが、内定を貰っていた事もあり、3か月後に退職する旨を直属の上司へ伝えた。
ちょうど、定期的な面談のタイミングだったため、話を終えた後にに退職する旨を切り出した。
言い方は普通に「内定を貰ったのでいついつ退職します」と伝えた。上司は少し残念そうにだったが、そういう事なら応援すると言って貰えた。
退職に伴う手続き
これは人によって違うため、私が取った手続きを紹介します。
退職前
退職届と誓約書の提出:就業規則に基づいて作成の上、提出するだけ。直属の上司経由で人事部へ提出した。
就業規則等の読み込み:退職金の扱いや手続き方法を定めているので、必ず読んでおく。また、退職手続きのマニュアルがあればそれも読み込んでおく。これは転職を検討する時にやっておきたい。
退職後
・健康保険証の返却:これは退職日まで所持していてOK。退職日の翌日以降に勤務先か保険組合等に送れば良い。
・退職金の受取方法選択
退職金は企業年金から支給されるのだが、「一時金」又は「年金」として受け取るか選択できる。
一時金は就業規則に基づいて振込で支給されるが、年金を選ぶと年金の原資として60歳以降に受け取ることができる。
年金として受け取る場合は年利1%で運用されると案内の書類に書いてあった。円安で物価高を考慮すると、円の価値が毀損してしまうし、それならオルカンやSP500へ投資した方が良いと思って、一時金として受け取ることにした。
・年金の手続き
転職先に社会保険があったため、転職先で厚生年金の加入手続きして貰った。
もし、国民年金なら役所へ行って手続きすることになる。年金ネットでも手続き可能だったと思う。
・住民税の精算
未精算分を自分で払うか、転職先の給与から天引きするか選べる。私は自分で払うことにして、後日納付書が送られて来た後、全額納付した。
・退職後に貰った書類
離職票、雇用保険被保険者証、源泉徴収票、退職月の給与明細、退職金の受取案内
次回は退職を知った時の職場の反応、転職先について投稿します。